2010年12月19日

Mac OS X用htmlコーディングソフト「Coda」レビュー

Macbook Airを持ち歩いてどこでも仕事できるモードにしたいと考えている立場としての「Mac OS X 用 シングルウインドウ Web 構築環境」Codaのレビューをします。
当方のWeb環境
・基本はWindows(Windows XP + Dreamweaver CS3)
・Macbook Air(2010年11月購入 MC506J/A)は外出用
・外出先にはWindowsで作ったサイトのコピーを持ち歩き、細かい修正や速報をアップするために使用

Coda導入前の現状
・mi(エディタ)+FileZilla(FTPクライアント)……ともにフリーソフト

●導入前の問題点


miはhtmlソースエディタのしての不足はさほどありませんでした。
同様にFileZillaもさほど不足はありませんでした。

もしWindows環境でDreamweaverがなければTeraPad or Em Editor Free+FFFTPを使っていたと思います。
ただし、Dreamweaverに慣れてる人間としてはサイトの管理面での足りない部分はありますが、無料のソフトですから文句を言いたいわけでもないです。

一度、仮ページを作っておき、外出先にサイトデータを持ち歩き、事務所の確認が取れたときにサイトを更新しようとしたんですが、Dreamweaverで作り慣れていたせいか、かなりストレスを感じてしまいました。

そのストレスの正体は、
・Dreamweaverで定型化した作業をコード(テキスト)エディタで作業することに対するストレス
・ftpでリモートサイトにputするときのディレクトリ選択のストレス
が主なものでした。

Dreamweaverでサイト管理・作業をするために私なりに極度に最適化しているので、それをテキストエディタに任せること自体に無理があることは百も承知の上でしたが、もう少しなんとかならないものだろうか、と思って出会ったのがCodaというわけです。

●Dreamweaverユーザから見たCoda


この項目はあまり当てにならないです。

なぜなら、私はMac版のDreamweaverはDreamweaver4しか持っていないからです(CS4ではなく4です)。
今のMacbook Air(Core 2 Duo 1.4GHz、1366 x 768ピクセル、128GB SSD)でDreamweaver CS5がどの程度のパフォーマンスで動いてくれるかどうかがわからないからです。

Dreamweaver4はOS XのIntelMacで動いてくれるのかどうかもわからないし、たぶん重いであろうDreamweaverCS5のトライアル版を使うほどせっぱ詰まった状況ではありませんでした。

ただ、2回ほど出張する機会があったために、前と同じ思いはしたくなかったため、まずはCodaを試してみようとなったわけです。ですから今もCodaはお試し期間中というわけです。

以下のレビューはDreamweaver CS5が今、使っているMacbook Airにとって“重い”ソフトなのかどうかはわからないうえでの比較となりますことをご了承ください。もしよろしければ、同じ環境の方のDreamweaverCS5の使い心地をコメントしてくだされば幸いです。

●ワークフローから見直す


DreamweaverでのワークフローとCodaでのワークフローを同じに考えて比較することには所詮無理があります。それは割り切らなければいけないと思います。

私の場合、ライブラリ、テンプレート、アセット、スニペットを極度に利用しながらサイト構築をしているので、Codaにそれと同等なことをさせようとは考えていません。さらに言うならば、Windowsのコマンドプロンプトも使って更新用javascript、php運用、rssなどを構築しているので、今、それをMacで同じことをさせようとは思っていません。

ですので、Dreamweaverテンプレート適用済みの新規ファイルを作るために、サンプルのダミー用htmlをあらかじめ保存しておいてMacで作業するというワークフローになりますし、コマンドプロンプト部分は手作業か、事務所に戻ってからの作業ということになります。

そうやって割り切って考えればmiでも「こんなものだろう」と我慢して作業ができます。

●もう一歩突っ込んだ作業をするときにCodaは役立つ


CodaはDreamweaverの代替アプリケーションとは考えないことにして、はたしてフリーソフトのエディタと比べて1万円近く払ってCodaにどういうメリットがあるのかを考えてみます。

★Dreamweaverのようにディレクトリ構成を保ったままサイトにアップできる
→これは作業をすればするほど楽になります。Codaでいうところの「公開」になります。しかも修正したファイルには印がついていて、ワンクリックで公開できます。もしくは、全作業が終わったときに、「(修正したファイルを)まとめて公開」することもできます。これは私のような外出先Codaユーザにとってはかなり便利な機能です。

★リモート(サイト上の)ファイルとローカルのファイルの区別があまりない
→あまり書き方が正確ではないんですが、Dreamweaver的な言い回しをすると「サイトを定義」すると、サイトを選択した時点で、リモートサーバ(公開用サーバ)と接続し、ほとんどシームレスになります。これと同様な機能はmiにもあるようですが私は使ってなかったです。シームレスになると、ちょっとした修正とか、思ってもみないファイルのちょっとした修正に関しても、リモートファイルを開いてまるでローカルファイルのように編集して保存してアップすることが可能となります。

これまた「外出先Codaユーザ」にとってはとても頼もしい機能です。

★コーダーにとってDreamweaverのデザインビューなど必要ない
コーダーにとってDreamweaverのデザインビューなんか元々あてにならないことはわかっていつつも、デザインビューの見栄えが気になったりするものです。私は講師の仕事もしている関係上、Dreamweaverのデザインビューについての質問(なんでデザインビューでこう表示されるのかetc.)をされるたびに「それはDreamweaverの独自のレンダリングだからあてにならない。ブラウザのプレビューだけを信じなさい」と答えるのですが、Codaはそんな必要がないところがすばらしい。

Safariのエンジンで表示したりFirefoxで表示するんだから、余計なデザインビューなど必要ないのです。それが分割編集画面で表示できるのです。おまけにDOMインスペクタやjavascriptデバッグ機能もついているなんて文句のつけようがないです。

そして、SSHログインなんかもできるので、標準のDreamweaverよりも便利な機能もついています。DreamweaverではCSSパネルは独自のパネル上かソースファイルで編集するだけですが、Codaは編集画面でCSSの編集機能が結構便利なように作られている印象でした。

●Dreamweaverユーザが「残念」と思うCoda


値段が違うソフトなので、求めるものや必要な機能が違うことはあたりまえです。
なので多くを望むわけではないです。

本質的にCodaが残念なわけではないと思いつつも、Dreamweaverユーザの不満をいかに吸収してCodaを使ってもらうかという視点で、取り込んでほしい機能を残しておきます。

★タグセレクタ→解決
実は私がいちばん使う機能が「タグセレクタ」です。Dreamweaverの編集画面のステータスバーに出てくるhtmlタグをクリックすると、そのタグ全体を選択してくれるという機能です。

まずこれがあれば更新にまつわる作業(新規作成ではなく編集作業)がどれだけ楽ちんになるか計り知れないものです。カーソルの位置からその外側の親タグを順に選択する機能です。

Codaの標準機能ではそれはできないのですが、いろいろ調べてみたらそれはTEA for Codaというプラグインをインストールすれば可能であることがわかったのです。→http://onecrayon.com/tea/coda/

これをインストールしてControl+Bを押していけばどんどん親タグまで選んでくれます。
すばらしい!
ついでにZen Codingの展開にも対応しています。すばらしいです。

★ファイルのソートは欲しい
ローカルファイル、リモートファイルは現在名前順で並んでいますが、これを更新日順、ファイルの種類順(それぞれの逆順)などに並び替える機能は今のところないようです(もしあったらどなたか教えてください)。

人それぞれですが、私はDreamweaverの作業ではローカルはファイルの更新日の新しい順、リモートでは名前の順で表示するようにしています。

それは人それぞれなので、人それぞれのニーズにCodaは対応してもらえたらと思います。実際、CodaユーザのGoogleグループ(英語)にも同じようなリクエストが上がっています。それがあれば外出用としてはDreamweaverは絶対に不要だと断言できます。

Dreamweaverは私にとってメインマシンとしては不可欠です。ライブラリ、テンプレートを使ったサイト管理はDreamweaverなしではありえないです。ほかはCodaでほとんどがしのげます。

私のようにメインはWindowsで、サブはMacで、両方のOSのDreamweaverを購入する余裕のない方はCodaは十分購入に値するソフトウェアだと思いました。もう一度出張の機会に試して問題なければ購入するつもりです。

Cyberduckがなんか調子悪くて気に入らない、かといってFilleZillaはMacユーザ的にデザインが許せないと思い、Transmitの購入を検討している方は、Transmitと同じ開発元であるCodaも購入対象にはなると思いますよ。

パニック・ジャパン - Coda - Mac OS X 用 シングルウインドウ Web 構築環境

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posted at 01:12│コメント(0)Web制作 

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