2009年12月13日
SKE48チームKII『手をつなぎながら』公演初日感想[2009/12/06]
取材してきました。撮影しながらなのでじっくりと構えた感想はまた後日にするとして。
ユニット曲出演者
「Glory days」(斉藤、向田、石田)+(阿比留、磯原、今出、加藤るみ、木下、間野)
「この胸のバーコード」(松本、佐藤実絵子、鬼頭)
「ウィンブルドンへ連れて行って」(若林、高柳、山田)
「雨のピアニスト」(佐藤聖羅、古川、内山)
「チョコの行方」(加藤智子、井口、赤枝、小木曽)
第一印象は、
「『手をつなぎながら』は楽曲群が神なんじゃなくて、Sメン込みで神だった」
ということが発見できたことかな。
私は、このブログで何度か書いたように『手をつなぎながら』のセットリストが好きで好きでたまらなくて、曲だけでも十二分に楽しめるはずで、もし違うメンバーが演じたとしても80%以上は楽しめるだろうと思っていました。
実際、KIIの『手をつなぎながら』も80%ぐらいは楽しむことはできました。
ただ、やっぱりあの曲のあの部分であのSメンが目の前にいないというのは初日を見る限りは「新鮮で楽しい」よりは「ちょっと期待はずれ」というのが率直な感想です。
それはある意味当然のことで、KIIメンや関係者ががっかりすることは全くないと思います。「期待はずれ」というのはKIIメンが演じていることが期待はずれなだけでなく、脳裏に刻みつけられているSメンと目の前のKIIメンのギャップに多少のショックを受けているだけのことです。
それは過去に何度もあったことです。
『Partyが始まるよ』のAからK
『会いたかった』のAからB
ほかにもありますが、要するにファンの頭の中に出てくるオリジナルメンバーの『亡霊』と、目の前のステージに立っているメンバーは闘っていかなければならない宿命を、カバーする側は常に背負わなければならないのです。
私が「ちょっぴり期待はずれ」と言ったのはこれまでのショックと比べればかなり軽度なほうです。
確かに、「ウィンブルドン」のオリジナル3人の印象はあまりに強く、KIIの誰が代わりになったとしてもKII初日の私を満足させることはできないでしょう。
同じように「Innocence」の背筋をぞくっとさせるような緊迫感を持った歌い出しをKIIの誰がやったってSと同じ満足感を味わえることはできないような気がします。同じように珠理奈の「Innocence」での存在感がどれだけすごかったのかをあらためて知ることができました。
私、あるいはファン、あるいは秋元プロデューサーがKIIメンバーに求めているものは「Sと同じ体験・感動」ではないです。ですから最初のいわゆる「喪失感」は仕方のないことといいますか、宿命です。
この日、いちばんに感じたことは、「『手をつなぎながら』公演を演じることができてうれしくて仕方ない」という躍動感・高揚感でした。
KIIメンは年齢的に若いせいか、公演中もテンションが上がりやすく、その善し悪しはともかくとして、たぶん、それが「KIIらしさ」を表しているのではないかと最近感じるようになりました。
本編最後のMCのときの後半に出てきた井口、石田、斉藤、山田、向田、赤枝、若林、内山(敬称略)の8人が全員中学生という事実をつきつけられると衝撃を感じざるをえません。2005年12月のAKB48立ち上げ時よりも中学生率が高いわけですから、彼女たちがはしゃぐのは当然ですし、それをどうコントロールしていくかは本人よりはスタッフ側の問題ともいえましょう。
若いということは、どのようにも伸びていく可能性が高いので、彼女たちをどう伸ばしていくかは関係者、先輩メンバー、メディア、スタッフだけでなく、ファンの応援にかかっているとも言えるでしょう。
彼女たちの夢の実現に近づけるように応援していくというのはファンにとって大きな使命です。たくさん商品を買って何回も握手する、ライブで声援を送るという方法だけでなく、ある部分、冷静にステージを見て、本人が気づくか気づかないか微妙なところを指摘してメンバーのモチベーションやパフォーマンスを上げる力になることも必要かと思います。それはブログではなく、手紙がいちばん良いでしょう。
ですからただ認知してもらうことだけを目的とせず、彼女たちの夢の実現のサポートをするのが真のファンだとは思います。ただ、人それぞれ考え方も違いますし、人間はそもそも欲深いものですから、現実は難しいかと思います。
SKE48劇場のファンのみなさんがKIIメンバーによる『手をつなぎながら』公演をどのように「育てて」いってくれるのか、そしてメンバーはファンの応援、スタッフや先輩からのアドバイスを受けてどのように自分たちらしさを出していけるのかは、ステージを重ねていくことではっきり見えてくると思います。
私が今、感じている「KIIらしさ」を出していくヒントは「年齢的な若さをステージのエネルギーにどう反映させていくか」だと思います。でもそれを実現させるためには、高校生以上のメンバーの力が必要です。中学生メンバーの勢いをなくさずに社会人としてパフォーマーとしての基本を教えるのは年長組とスタッフです。
高校生以上のメンバーは中学生と違い、「ただうれしくて仕方ない」ステージではなく、「自分を高めていくため」のステージパフォーマンスをしようとしていることも初日の公演ではっきり感じることができました。
チームSも最初は何がどういう風に団結しているのかはよく分からなかったですが、日比谷野音でAKB48ファンの前で初披露したときに“心意気”は感じることができました。はたしてチームKIIは若さの勢いでいいのか、それとも……。
実のところ、「KIIらしさ」は私にはちょっと見えつつあります。ただ、まだ言葉にまとまっているわけでもないですし、今、ここで言葉にすべきではないと思っています。
ひとついえることは、たぶん『手をつなぎながら』公演を通して、KIIらしさは必ず出てくるだろうということ。メンバーたちにはそれを試行錯誤しながら見つけていってもらいたいし、ファンの方はちょっとした良い変化は(メンバーやスタッフに)逐一伝わるようにしてもらいたいなということでしょうか。
AKB48の初期にはブログや手紙でメンバーを大きく成長させるファンの大きな後押しがありました。SKE48にも同じようなファンによるサポートがあることはわかっていつつも、毎日のようにステージを見られるわけではないので、正直なところどのようにファンとメンバーとの意思疎通がされているのかを私は知ることができません。
どうぞ名古屋の地元ファンのみなさんは「今だけ楽しければいい」ではなく、「彼女たちの将来の夢の実現」に少しだけ力を貸してあげるつもりで応援していただければと思います。
多少情緒的になってしまいましたが、またKII『手をつなぎながら』公演を見たときの感想はどこかで残しておきたいと考えています。
この記事についてTweetする ユニット曲出演者
「Glory days」(斉藤、向田、石田)+(阿比留、磯原、今出、加藤るみ、木下、間野)
「この胸のバーコード」(松本、佐藤実絵子、鬼頭)
「ウィンブルドンへ連れて行って」(若林、高柳、山田)
「雨のピアニスト」(佐藤聖羅、古川、内山)
「チョコの行方」(加藤智子、井口、赤枝、小木曽)
第一印象は、
「『手をつなぎながら』は楽曲群が神なんじゃなくて、Sメン込みで神だった」
ということが発見できたことかな。
私は、このブログで何度か書いたように『手をつなぎながら』のセットリストが好きで好きでたまらなくて、曲だけでも十二分に楽しめるはずで、もし違うメンバーが演じたとしても80%以上は楽しめるだろうと思っていました。
実際、KIIの『手をつなぎながら』も80%ぐらいは楽しむことはできました。
ただ、やっぱりあの曲のあの部分であのSメンが目の前にいないというのは初日を見る限りは「新鮮で楽しい」よりは「ちょっと期待はずれ」というのが率直な感想です。
それはある意味当然のことで、KIIメンや関係者ががっかりすることは全くないと思います。「期待はずれ」というのはKIIメンが演じていることが期待はずれなだけでなく、脳裏に刻みつけられているSメンと目の前のKIIメンのギャップに多少のショックを受けているだけのことです。
それは過去に何度もあったことです。
『Partyが始まるよ』のAからK
『会いたかった』のAからB
ほかにもありますが、要するにファンの頭の中に出てくるオリジナルメンバーの『亡霊』と、目の前のステージに立っているメンバーは闘っていかなければならない宿命を、カバーする側は常に背負わなければならないのです。
私が「ちょっぴり期待はずれ」と言ったのはこれまでのショックと比べればかなり軽度なほうです。
確かに、「ウィンブルドン」のオリジナル3人の印象はあまりに強く、KIIの誰が代わりになったとしてもKII初日の私を満足させることはできないでしょう。
同じように「Innocence」の背筋をぞくっとさせるような緊迫感を持った歌い出しをKIIの誰がやったってSと同じ満足感を味わえることはできないような気がします。同じように珠理奈の「Innocence」での存在感がどれだけすごかったのかをあらためて知ることができました。
私、あるいはファン、あるいは秋元プロデューサーがKIIメンバーに求めているものは「Sと同じ体験・感動」ではないです。ですから最初のいわゆる「喪失感」は仕方のないことといいますか、宿命です。
ファンの応援にかかっている
この日、いちばんに感じたことは、「『手をつなぎながら』公演を演じることができてうれしくて仕方ない」という躍動感・高揚感でした。
KIIメンは年齢的に若いせいか、公演中もテンションが上がりやすく、その善し悪しはともかくとして、たぶん、それが「KIIらしさ」を表しているのではないかと最近感じるようになりました。
本編最後のMCのときの後半に出てきた井口、石田、斉藤、山田、向田、赤枝、若林、内山(敬称略)の8人が全員中学生という事実をつきつけられると衝撃を感じざるをえません。2005年12月のAKB48立ち上げ時よりも中学生率が高いわけですから、彼女たちがはしゃぐのは当然ですし、それをどうコントロールしていくかは本人よりはスタッフ側の問題ともいえましょう。
若いということは、どのようにも伸びていく可能性が高いので、彼女たちをどう伸ばしていくかは関係者、先輩メンバー、メディア、スタッフだけでなく、ファンの応援にかかっているとも言えるでしょう。
彼女たちの夢の実現に近づけるように応援していくというのはファンにとって大きな使命です。たくさん商品を買って何回も握手する、ライブで声援を送るという方法だけでなく、ある部分、冷静にステージを見て、本人が気づくか気づかないか微妙なところを指摘してメンバーのモチベーションやパフォーマンスを上げる力になることも必要かと思います。それはブログではなく、手紙がいちばん良いでしょう。
ですからただ認知してもらうことだけを目的とせず、彼女たちの夢の実現のサポートをするのが真のファンだとは思います。ただ、人それぞれ考え方も違いますし、人間はそもそも欲深いものですから、現実は難しいかと思います。
SKE48劇場のファンのみなさんがKIIメンバーによる『手をつなぎながら』公演をどのように「育てて」いってくれるのか、そしてメンバーはファンの応援、スタッフや先輩からのアドバイスを受けてどのように自分たちらしさを出していけるのかは、ステージを重ねていくことではっきり見えてくると思います。
KIIらしさとは何か
私が今、感じている「KIIらしさ」を出していくヒントは「年齢的な若さをステージのエネルギーにどう反映させていくか」だと思います。でもそれを実現させるためには、高校生以上のメンバーの力が必要です。中学生メンバーの勢いをなくさずに社会人としてパフォーマーとしての基本を教えるのは年長組とスタッフです。
高校生以上のメンバーは中学生と違い、「ただうれしくて仕方ない」ステージではなく、「自分を高めていくため」のステージパフォーマンスをしようとしていることも初日の公演ではっきり感じることができました。
チームSも最初は何がどういう風に団結しているのかはよく分からなかったですが、日比谷野音でAKB48ファンの前で初披露したときに“心意気”は感じることができました。はたしてチームKIIは若さの勢いでいいのか、それとも……。
実のところ、「KIIらしさ」は私にはちょっと見えつつあります。ただ、まだ言葉にまとまっているわけでもないですし、今、ここで言葉にすべきではないと思っています。
ひとついえることは、たぶん『手をつなぎながら』公演を通して、KIIらしさは必ず出てくるだろうということ。メンバーたちにはそれを試行錯誤しながら見つけていってもらいたいし、ファンの方はちょっとした良い変化は(メンバーやスタッフに)逐一伝わるようにしてもらいたいなということでしょうか。
AKB48の初期にはブログや手紙でメンバーを大きく成長させるファンの大きな後押しがありました。SKE48にも同じようなファンによるサポートがあることはわかっていつつも、毎日のようにステージを見られるわけではないので、正直なところどのようにファンとメンバーとの意思疎通がされているのかを私は知ることができません。
どうぞ名古屋の地元ファンのみなさんは「今だけ楽しければいい」ではなく、「彼女たちの将来の夢の実現」に少しだけ力を貸してあげるつもりで応援していただければと思います。
多少情緒的になってしまいましたが、またKII『手をつなぎながら』公演を見たときの感想はどこかで残しておきたいと考えています。
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この記事へのコメント
1. Posted by takashin 2009年12月14日 18:11
はじめまして。
KII初日公演、私も現場で観ていました。
Sの手をつなぎながら公演を生で見たことが無いため比較しての見方は出来ませんが、ユニットの組合せなどSとどのような違いを出してくるのか注目していました。
やはり中学生メンが多いので、特に大人っぽさを強調した楽曲を彼女達がどう表現するか、これからのカギになりそうな気がします。
遠方である上に休みの予定と公演日が合わず、次にKII公演が見られるのは来年なのですが、初日からどんな成長を見せてくれるのか楽しみではあります。
KII初日公演、私も現場で観ていました。
Sの手をつなぎながら公演を生で見たことが無いため比較しての見方は出来ませんが、ユニットの組合せなどSとどのような違いを出してくるのか注目していました。
やはり中学生メンが多いので、特に大人っぽさを強調した楽曲を彼女達がどう表現するか、これからのカギになりそうな気がします。
遠方である上に休みの予定と公演日が合わず、次にKII公演が見られるのは来年なのですが、初日からどんな成長を見せてくれるのか楽しみではあります。

