2009年04月09日

ももいろクローバー×「Up to boy」×四天王

2009年4月23日発売の『アップトゥボーイ』の企画で“ももいろクローバー”のスペシャルライブを見て、彼女たちに質問し、そのあと高倉さん、北川さん、松井さんと、ももクロがどうやったら売れるのかについてディスカッションをしました。

その校正用記事が出来上がり、読んでみたら、面白いのなんの……。

自分が出ていて自分がしゃべっていることも忘れ、読み物として面白すぎるっ!

なんでおもしろいかって言うと、今までの座談会とは決定的に違う点がいくつかあるからですね。

それは、アイドル本人を前にして、テーマがはっきりしていて、それぞれの参加者の得意分野を背景にしてリアルで前向きなディスカッションができ、それが「読み物」としても成立していたからです。

対談とか座談会というと、どうしてもいくつかのテーマがあり、そのテーマに対するアプローチが机上の議論になりやすいのです。

なぜかというと、パネラーは当事者じゃないことが多いからです。

もちろん、当事者じゃないからこそ、自由で建設的な意見が交わされることもありますが、たいていの場合は、当事者じゃないから無責任に話を膨らませたり、非現実的なアイデアを提案して終わりになりがちです。

「読み物」としてそれはそれで面白いんだけど、それじゃ当事者にとって毒にも薬にもならないというか、ピンポイントでどこかのアイデアが採用されることはあっても、そのテーマについて総合的・建設的に議論した結果として、あるアイデアが採用されるわけではないです。

昔の私も含め、グループアイドルのファンの一部は、そのグループの現状と行く末についてわりと真剣に議論するのが好きな人がいます。ファン同士、酒の席でかなり建設的な話になったとしても、それが関係当事者にまできちんとまとめて伝えられることは残念ながらありません。

いや、ひょっとしたらあったかもしれません。ただし、要点をまとめて、実現したい優先順位も決め、現実性のある提案するところまではファンの立場では実際問題としてできないのです。なぜならそれはファンの立場でしかアイドルを見ることができないからです。

たとえばの話、プロデューサーの立場、宣伝担当の立場、作詞作曲家の立場、マスコミ関係者の立場、現場マネージャーの立場、アイドル本人の立場まである程度理解していれば、具体的な方法論も見えてくるのですが、それはやっぱり関係者になってみないと見えてこない部分がたくさんあります。

雑誌によく出てくる座談会は、あるテーマに沿った読み物として成立させなければいけないので、どうしても論理の飛躍や話題の面白さに飛びつきがちですが、今回の座談会は事務所関係者の方も遠目に見守りながら、現状の認識と近い将来の展望について真面目に話し合うことができました。

正直言って、今までの四半世紀の間、読んできた「アイドル業界人の座談会記事」の中で一番面白かったです。

こういう企画は事務所の協力なしにはできないけど、これができるってすごいことだと思います。テレビの深夜バラエティ番組じゃちょっとできない企画かも。なぜかって私たちが芸人じゃないから絵にならないしディレクター的な視点で話題を盛り上げようとはできないですから。

その代わり、それぞれのフィールドワークで得た専門的知識と見地からの意見は一人一人持っているので、たぶん、この組み合わせだったからこそできたのかもしれません。みなさん専門家なのに“業界人ぶった”感じがまるっきりありません。そういうところが大切なんじゃないかとマジに思いますよ。

業界人風を吹かせたアイドル記事を読むといつも思うんですが、本当の専門家は威張ったり自慢したりはしないと思うんですよ。

そんな話はともかく、またこのような企画ができたらいいと思いました。

ハロプロとAKB48のグラビアを増やしたことで息を吹き返したらしい(笑)『アップトゥボーイ』は4月23日発売です。ぜひともご一読を。

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