2006年12月03日

アイドルの写真を撮る

私がカメラを持ったのは取材上、必要だから持ったのですが、それがはっきり覚えてないですが、8年ぐらい前でしょうか。フイルムカメラを買ったのですが、結局あまり使わずにすぐにデジタルカメラを買いました。

オリンパスの10倍ズームができる機種で、CAMEDIA C-1000L→C-2100 Ultra Zoomを使ってました。結構これは重宝しまして、タレントスクールの発表会などで非常に有効に使えました。発表会などの記録用(もちろん雑誌掲載用にも)としては抜群の威力を発揮しました。

2003年の1回目の編集部主催のオーディションの後、第1回グラビアアイドルファンドのオーディションに協力するための審査員をしたときに、スタジオでちょっと撮影する機会があったのです。

白壁のスタジオでC-2100 UZではかなり力不足というか、モデルさんに対してカメラ負けしたのを実感しました。また、秋葉原でのアイドル取材の本数が増えたことで、これまた他の取材陣の撮影スピードにカメラがついていけないことなどから、タレントや他の取材陣に迷惑がかかるといけないと、デジタル一眼レフを購入する決意をしたのです。

最初に購入したのが CANON EOS10D、それから20D、30Dと使っているのですが、最近、ようやくカメラの性能よりも別のことが大切だということが少しずつわかってきたため、レンズもひととおり揃え、ふつうのカメラ小僧さんが持っていないような巨大な照明セットを使って撮影することも時にはありますし、屋外の撮影会で使うようなレフ板も備品として持っています。

アイドルの写真に何を求めるのか


アイドルが写っている写真に何を求めるのか、というのは人それぞれなので公約数を求めること自体無理がありますが、仕事がからんでくるとなるといろいろ考えなければいけないことが増えてきます。

まずは売れるものです。何が売れるのか、エロいものか、かわいいものか、はたまた特定の衣装を着たものなのか、などなど。そして魅力的なことですね。場合によっては記録写真としての側面を求められることもあります。

スクランブルエッグのサイトに掲載する場合に考えているのは、タレントのプロモーションに役立つ写真となるように、ということをまず考えます。そして、サイトを訪問してくれるユーザが求めているものや、話題になりそうなもの、首都圏に住んでいない方々のために現状を伝えるための記録としての側面も考えています。

サイトのアクセス解析をすると水着のほうがやはり見られる回数が多いので、水着が多くなっていることは確かです。それはユーザ側のリクエストから、という考え方で取材に行ったりしています。

かわいくなくてもかわいく撮る


タレントのプロモーションの一助となるサイトという観点からすれば、少しでもアイドルを魅力的に見せるために、“それなり”の子でもかわいい面を見つけて撮ってあげる、というテクニックが実は必要なのです。

“それなり”な子をどうやってかわいく撮るか、ということを考えたことありますか?

ファンの方はわざわざ“それなり”の子の写真をお金を払って撮りに行かないでしょうから、あんまり考えたことがないのではと思います。「元を取る」ために努力をすることはあるかもしれませんが、その努力をすることすらもったいないこともあるでしょうからね。

秋葉原のイベント取材の場合、カメラマンはだいたいは順番に1対1で撮らせてもらえますが、そんなに持ち時間があるわけではありません。2分もあれば大変ありがたいぐらいです。実のところ、時間に関してはイベント開催時の撮影タイムとさほど変わらないのです。

その短い時間で“それなり”な子をどうやってかわいく撮るか、というところに取材カメラマンのノウハウが凝縮されているのです。それはここでは教えられません。嘘です(笑)。

私の場合、構図、体や顔の角度、表情などのなかからそのアイドルがいちばん輝いている部分を撮りながら探しています。DVDや写真集を出せるぐらいですので、短い時間の中でもなんとかいいところが見つかるものです。

「技術じゃなくて愛情があるからです」


イベントの場合には実のところ、誰が撮ってもそんなに変わるものではありません。なぜなら、時間がないこと、アイドルが“笑顔”という【仮面】で武装しているからです。

イベント取材じゃないときはどうなの? ということですよね。

スクランブルエッグの記事になる写真は取材写真の範疇を超えているわけではないので、さほどスキルアップする機会があるわけではないのですが、サイトのRecommended Eggsを撮り下ろしすることでいろいろなことを勉強させていただいてます。

Recommended Eggsとして推薦したいと考えてる子ですから、わざわざかわいい面を探す必要がないことが多いのですが、プロフィール写真でもなく、宣伝用写真でもない、何か少しでもオリジナリティがあるもの……要するにスクランブルエッグが(というか、私が)新しいかわいさを発掘したい!という潜在的欲求があることだけは確かです。

だから一生懸命になります。それをいろんな取材の現場で応用し、また撮り下ろしにフィードバックするということの繰り返しです。

「岡田さんの写真はうまいですね。実物よりかわいすぎるじゃないですか」とおほめの言葉をいただけるようになりました。同じ取材をしてる方やマネージャーさんから。本人のご家族からも言われたことがあります。本当にうれしいことです。役に立ってると感じる瞬間です。

そういうときには「当たり前じゃないですか。愛情を持って撮ってますから」と答えるようにしてます。

アイドルに対して敬意を払い、写真を撮る側から見たアイドルの魅力的な部分を新しく発掘する、というのがプロのカメラマンの仕事だとしたら、少しはプロに近づいてきているのかな、なんて思います。そうでありたいですし、もっともっと魅力的な写真をこれからも撮っていきたいです。

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posted at 00:09│コメント(0)カメラ 

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